H25年(2003年)4月改正【介護職員初任者研修】


介護職員の体系見直し「キャリアパスの仕組みが見直されます」
介護職員の体系見直し

■介護資格の現状と今後

現在、介護資格の第一歩として【訪問介護員(ホームヘルパー)2級】があります。ホームヘルパーの養成内容は、日常生活を送るのに支障がある高齢者や身体障害者がいる家庭を訪問して、食事、排泄、入浴などの身体介護や、調理、洗濯、掃除、買い物などの生活援助といった日常生活全般の援助を行う在宅サービスを念頭に置いた内容となっています。(訪問介護員の資格がなければ在宅サービスの従事者とはなれません) また訪問介護の他、老人保健施設や養護老人ホーム等の介護福祉施設で介護職員として従事することもできます。

しかし、介護・福祉の分野でキャリアアップを目指す課程で、【介護職員基礎研修】や【介護福祉士】の資格取得には、在宅・施設両方の知識の修得が必要となってきます。

このように、各々の資格養成体系が複雑で十分に連動していない現状から、新しいキャリアパスを導入し段階的に知識や技術の習得ができ、将来にわたり長く働き続けられるシステムを設けるため、今回の制度改正がおこなわれることになりました。

■ホームヘルパーの資格を持っている人はどうなる?

訪問介護員(ホームヘルパー)2級の資格制度は平成25年(2013年)4月以降廃止となります。 しかし、既にホームヘルパー2級の資格を取得されている方や、平成25年3月中に受講を開始し定める期間内に修了された方は、【介護職員初任者研修修了者】とみなされます。

■介護職員初任者研修の概要

 
比較 介護職員初任者研修ホームヘルパー2級
研修時間130時間 130時間(内実習30時間)
実習なし 必須(30時間)
修了条件全課程修了後筆記試験全課程修了(無試験)

ホームページTOPへ戻る